一般小児科Pediatrics

少しでも「おかしいな?」と思ったらお気軽にご相談ください。

ちょっとしたことで体調を崩しがちなこどもたち。特に保育園、幼稚園、小学校などの集団生活が始まると、これまであまり病気にならなかったお子さんも体調を崩すことが多くなります。こうした時や、何かわからないけどいつもと違う! と思った時など心配な時はお気軽にご相談ください。 私はちょっと異例の産婦人科の経験もあります。生理が始まったお子さんの生理痛などの症状や不安なことなどもお気軽にご相談ください。

アレルギー治療もお任せください。

特に小児期にみられるアレルギー反応。成長するために十分に栄養をとる必要がありますから、アレルギー検査によりお子様のアレルギーの原因の特定を行います。避けるものをきちんと把握して食生活などのアドバイスなど対処法を一緒に考えてお子様に合った方法を探していきます。

小児発達・不登校外来について

当院では、お子さんの発達に関して気になること、困っていることについて診察や心理師による発達検査・心理カウンセリングを通して支援への助言や診断を行っています。必要時は専門性の高い医療機関へご案内させて頂くこともあります。 発達外来、心理カウンセリングは完全予約制になっております。お電話または院内受付での予約をお願い致します(発達外来、心理カウンセリングの予約希望とお伝えください)。

診察日時

【火・水曜日】9:00〜17:00(完全予約制) お時間に余裕を持ってご来院ください。

内容

発達相談、不登校相談、行政への橋渡し、書類・診断書等の作成。必要な場合は、専門医療機関への紹介を行なっています。

よく見られる子どもの病気・症状について

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎) おたふくかぜは耳(耳たぶ)の下にある耳下腺が腫れて、痛くなる病気です。両側が腫れることもあれば片方だけ腫れることもあります。最初の数日は熱と痛みがありますが、徐々に落ち着いていきます。1週間から10日間くらい腫れます。耳下腺の腫れた後5日間を経過し、全身状態が良好になるまで登園、登校できません。
みずぼうそう(水痘) みずぼうそうは水痘ウイルス・帯状疱疹ウイルスの感染によって発症します。発熱と全身の水疱ができる病気です。感染力が強い病気です。全ての発疹がカサブタになるまで、登園、登校はできません。
りんご病(伝染性紅斑) ヒトパルボウイルスB19の感染によって起こります。頬っぺたがリンゴのように赤くなる病気です。空気感染でうつることが多いです。感染後10~20日後に頬っぺたが赤くなりますが、すでに頬っぺたが赤くなる症状が出たときは他の人への感染力はないと言われています。
プール熱(咽頭結膜熱) アデノウイルスが原因でプールの水を介してうつることがあるのでプール熱と言われています。主に飛沫感染、接触感染でうつります。年間を通して発生しますが、主に6月末から夏季にかけて流行ります。症状は主なものとしてノドの痛み、結膜炎、高熱があります。症状が消退したあと2日が経過した後から登園、登校ができます。
熱性けいれん 発熱によって起こるけいれん発作のことを言います。生後3か月~6歳くらいまでの乳幼児によく見られます。乳幼児は脳の発達がまだ未熟なので発熱したときに脳神経細胞が興奮してしまいけいれんやひきつけを起こしやすくなります。
ヘルパンギーナ コクサッキーウイルスが原因で発症します。夏風邪の代表的なウイルスです。高熱が1~3日くらい続くと同時にノドが赤く腫れて小さな水疱がたくさんできます。のどの痛みが強いために食事や飲み物を受け付けにくい場合がありますので脱水症状にご注意ください。
手足口病 エンテロウイルスとコクサッキーウイルスが原因で起こる病気。患者のほとんどは小児です。 口の中、手のひら、足の裏、足の甲などに水疱性の発疹があらわれます。発熱することもあります。カサブタにならず治る場合が多いです。
気管支喘息 空気の通り道である気管支が急激に収縮して呼吸がしにくく呼吸困難となる病気です。この発作を喘息発作といいます。ハウスダスト、ダニ、花粉、動物の毛などといった生活環境の中の物質が原因となるアレルギーで喘息が起こることが多いと言われています。発作の予防のために継続的、長期的な管理をおこなっていく必要がります。 それと同時に生活環境の改善を一緒に考えていきたいと思います。喘息発作時の急性期管理の両方の対応が求められますので地域の基幹病院と連携しながら対応いたします。
長期間の咳 4~8週間以上続く咳嗽を、慢性咳嗽と呼びます。2週間以上か、それ以下で、急性咳嗽と遷延性咳嗽を区別します。急性咳嗽の大半は、ウィルス性上気道感染症です。(風邪症候群)慢性咳嗽の原因として、マイコプラズマやクラミジアニューモニア、百日咳などの呼吸器感染症、気管支喘息、副鼻腔炎やアレルギー性疾患などが考えられます。抗菌薬や血液検査などを考慮しながら、診断を診療を進めます。
食物アレルギー 食物アレルギーについてはアレルゲンをできるだけ特定し、子どもさん一人ひとりに応じた指導を行います。過剰な食事制限は避け、ガイドラインに応じ、内服加療を行う場合があります。 アナフィラキシーの可能性がある場合、安全を鑑みて、専門施設へ紹介する場合があります。今後、アナフィラキシーが予測される場合、当院にて、ご家族と相談し、エピペンを処方することが可能です。
鼻血

「うちの子、よく鼻血がでます」とよく聞きますが、多くの鼻血は心配ありません。鼻血は鼻の粘膜から出血することでおきます。粘膜が荒れていたり、カサブタがあったりすると出血しやすくなります。鼻をほじる癖があると鼻血が出やすい状況といえます。

  • 鼻血を飲み込まないようにするために少し前かがみに座らせます。上を向かないようにしてください。
  • 小鼻をしっかりと両側から2本の指でつまみ、5〜10分間連続で押さえてください。つまみながら顔の方に押さえつけるイメージで押さえてください。止まったかな?と数分おきに手を離して確認したくなりますが、そうすると鼻血は止まりにくくなりますので連続で続けて押さえてください。

きちんと押さえたのにも関わらず血が止まる気配がない場合は受診をしてください。

肘内障(肘が外れる) お父さんやお母さんがお子さんの手を引いたら、お友達と引っ張り合いっこしていたらなど、急に腕に痛みが出て、腕を上にあげれなくなったりします。これは小さい子にはよくあるケガです。俗に言う「肘が外れた、肘が抜けた」というものです。これは肘の骨の一番上の骨頭部というところが、肘のじん帯(輪状じん帯)から外側へ手の方にずれることで起きる「亜脱臼」という状態です。元に戻すために受診をしてください。 肘内障はなりやすい子がいますがこれは骨格が発達するにつれて起きなくなってきます。
頭をぶつけた時

こどもは体の割合に頭が大きいため転んだりしてよく頭を打ちます。 こどもの頭の骨は大人に比べて柔らかいので衝撃が軽くても重症になることがありますのでとても注意が必要です。

  • すぐにワーッと泣いてその後泣き止み、普段の様子と変わらない。
  • ふだんと変わらずご機嫌で目もよく合う。
  • ぶつけたところにたんこぶがない。

このようなときはご自宅で様子みていただいても特に問題はありません。どうしても気になる場合は受診をしてください。

  • 頭をぶつけた直後意識がない。
  • ずっとウトウトしている。起こしてもなかなか起きない。
  • 頭痛がある。
  • けいれんを起こした。
  • 吐き気がある。嘔吐した。嘔吐が続いている。
  • 鼻血がとまらない。
  • 耳をぶつけてないのに耳から出血している。耳から透明な液が出ている。
  • 手足がしびれる、歩き方がいつもと違う。
  • ものが見えにくい。
  • 傷が開いている、傷口が深い、出血が続いている。

これらの項目が一つでもある場合は受診をされてください。

お家での過ごし方

最低24時間はゆっくりと安静に過ごしてください。入浴は避けシャワーが望ましいです。頭をぶつけて、頭蓋内出血などの症状が出る場合は多くがぶつけた直後ではなく時間たってからといわれています。ぶつけた後は元気でも時間が経って症状があらわれる場合もありますので注意深く様子をみてください。

その他、このような症状のあるかたは来院時に受付にお申し出ください。